そもそも茶道って何?という方もいらっしゃるはず。茶道を始めるにあたり、茶道についてもリサーチしてみました。
茶道は、複雑な作法でお抹茶を点てて飲むというだけではないのです。茶道の中で大切なことは、一言で言うと「もてなし」と「しつらえ」の心です。普段私たちも、お客様をお迎えする前には…お部屋を片付け、お菓子はどんなものを用意しよう、お料理は何を作ろう…とあれこれ演出を考えます。
茶道が追及することは、まさにそれ。お客様に気持ちよーく、美味しく一服のお茶を召し上がっていただくために、お茶室を清め、掛け軸を飾り、お花を生け、お茶碗などのお道具を選び…と準備に準備を重ねます。あれこれ考えて選んだ掛け軸やお茶碗などのお道具の一つ一つが日本の美であり文化といえます。
茶道教室では、毎回お稽古のときには季節感のある和菓子が出されます。これもお茶を美味しく飲んで頂くための心使いです。お茶を始めた千利休さんの言葉に「和敬清寂」というのがあります。これがお茶の精神を簡潔に表しているといわれています。
お茶室はほっとできる空間です。間違っても茶道は、帯をキュウキュウにしめた着物で足のしびれに耐えつつ、渋くて苦い抹茶を飲まされる、、、という悲惨なイメージでは全くありません、ご安心を!
裏千家、表千家はそれぞれ茶道の流派の一つです。これに武者小路千家をいれて三千家と言い、千利休の子孫によって現代まで受け継がれてきた茶道です。裏千家と表千家という名前が一般には一番よく知られているのではないでしょうか。その他、千利休の弟子たちが伝えた流派もたくさんあります。それぞれの流派の一番偉い方が家元です。表千家も裏千家も家元は京都に住んでいます。裏千家のお茶室と表千家のお茶室は隣同士で、通りからみて裏にあるので、裏千家と呼ばれるようになったそうです。
表千家の茶道教室に通っている叔母に聞いたところ、表と裏では微妙にいろいろ違うみたい。まず、ひと目でわかるのがお茶の点て方。裏はエスプレッソのように細かく抹茶を泡立てますが、表は泡は立てず、むしろ泡がない部分があるほうが良いとされているそうです。そのほかふく紗(お茶入や茶杓を清める布)の扱い方や、畳一畳を歩く歩数なども違うようです。好まれるお道具にも違いがあるようです。叔母によると、「表は保守的、裏は発展的で革新的」。表は「わび・さび」というか素朴な感じ、裏は華やかで斬新なデザインのものが多い…ということです。
表か裏かどちらするかは、個人の好みです。ただ、最初にどちらかに決めて始めましょう。茶道教室を変わるにしても、途中で流派を変えない方がよいです。途中で流派を変えると、細かな点が違うので、混乱してしまう場合が多く、結局どちらも身に付かないということになりかねません。学校の茶道部などを通して裏千家の茶道を習っている人が多いことや、海外にも積極的に茶道を広めていることもあり、習っている人の数が一番多い流派は裏千家のようです。